性別について

 

今迄、男とも女とも公表せずにこのHPを続けて来ました。それには少々理由がありました。
今、私なりに、行き着いた答です。もしかしたら物凄く間違っているかも知れないし。
社会から、一般常識から、逸脱しまくってる人間の狂った意見でしかないものかも知れません。
Rainbow Artsに参加を決めた事と、この答えが見えて来たこと。そして私として、加瀬世市として絵を描いて来たということ。
見て頂けましたら、大変嬉しく思います。


私は、トランスジェンダーと一応括られる者です。
精神的な男性性と女性性の偏り方というのは、本当に一人一人、性格も、環境も、経験も違う中で千差万別であるのではないかと思っていて。
そして死ぬまで一生、それは固定されているわけではないと感じていて。
自分は一体何なんだろうと
考えた時に
いつも 既成のセクシャリティのどこかに自分を当てはめて、その枠の中に入り込む事に抵抗を感じていました。
それは何故なんだろうと考えると
トランスという言葉の持っている悪いイメージに抵抗があったように思います。
ゲイでもレズでも何でも、その分類用語に対する悪いイメージや固定観念というのは前面に出やすいものなのかも知れません。
その悪いイメージのせいで、行き場がなくて苦しむ人がいることや、自分を受け入れる事に苦しんでしまう人が居る事、
そして無理矢理、自分をそのイメージに押し込めようとする事に
物凄く矛盾を感じています。


人間にとって
何よりも大切なことは
男である前に 女である前に トランスジェンダーである前に
私であることであって
性別の分類はどうでもいいこと。
ただ、ありのままに、そのままの「私」でいいのだと考えられたなら
どれだけ楽になる事でしょうか。
分類する事によって「私」を引き裂いて生きることはないのではないでしょうか。
まず 自分が性別というものに捕われなくなったら
周りも 関係ないのだと 思ってもらえると思うのです。
そして、既にある色々な分類用語に対する悪いイメージを払拭する為には
私として、人として、そのまま堂々と、ありのままに生きる事に
何か大きな意味があるのではないでしょうか。


ご意見等 ありましたら宜しくお願いします。

 

加瀬世市

2008年8月12日 memoより